小説 秘め事 チークダンス(3)

善雄は、美津代の中に入れる指を1本から2本に増やした。愛液で濡れた花びらは難なくそれを受け入れてしまう。ゆっくりと時に素早く指が動く。ああ、たまらないわ・・こんなに気持ちいいのはどれくらぶりかしら・・あっ・・そこは、そこはダメ・・お願いそこは刺激しないで・・。善雄はクリトリスの周りを指の腹で優しく愛撫した。

美津代の下腹部に体の芯から響く強い快感が訪れる。そしてともすれば痛みにも感じるその刺激が下腹部を麻痺させる。ダメよ・・もうダメだったらぁ・・。美津代は心の中でそう抗ってみたが、実際には愛撫に呼応する様に腰を大きく動かし執拗な指の動きに応えてしまう。

あっ、いやだ私たら・・こんな風に腰を使っちゃうなんて・・。無意識に動いてしまう腰に美津代は恥じらいと同時に、なぜか夫への罪悪感を感じてしまった。

私こんな事してていいのかしら・・ううん、いいわけないわ、いくら昔付き合った男(ひと)に20年ぶりに逢ったからって・・夫でもない男に自分のアソコを自由させて、しかも体が勝手に応えてしまうなんて・・。

しかしこのゾクゾクする様な快楽からはけっして逃れられない。幼い頃から感じていて抗いがたく自らを突き動かしていた快楽への欲望。それが確実に目覚め美津代の心を支配してしまうのだ。(拒めない・・。)美津代はためらう気持ちが無意識に崩れていくのを感じた。

そして善雄の前に手を伸ばし一物を上から触ってみた。少し熱を帯び金属の様に充血しているそのモノはビクンビクンと脈動している。今すぐに・・このモノで激しく突かれてみたい・・私を激しく突きあげ串刺しにして欲しい。性奴隷の様に私を支配し快楽の極みにつれていって欲しい。


人生は一度きりしかない、今拒否したら必ず後で後悔する。この秘め事はお墓までもっていこう。美津代はそう思うと善雄のファスナーに手を掛け素早く降ろしすかさず中へ手を入れた。

美津代の手が一物を求めズボンの中に侵入してきた。そして器用に善雄のブリーフを降ろすと一物を外に取り出した。取り出された一物は硬く反りかえり先端は既に湿り気を帯びている。

美津代は一物を握ると慈しむ様にゆっくりと、しなやかに手を動かした。善雄はその気持ち良さにうめく様な言葉にならない声を漏らした。

「ねぇ・・して」
突然、美津代が耳元でそう囁いた。善雄は信じられないとばかりに暗闇の中で美津代を見つめた。
そして「今・・?」と短く聞き返した。


美津代はうなずくと、自らのスカートに手を入れ破れたストッキングとパンティを膝まで降ろした。いくら暗闇の中とはいえ、あまりの大胆な行為に善雄はただ唖然としていた。

しかし、美津代の動きは止まらなった。スカートをたくし上げ、むき出しになった下半身を善雄の下腹部に押し付けた。そして一物を握ると自らの花びらへと導いた。

女の側から導くなんてはしたない・・しかしそんな恥じらいは美津代を押し留める力にはならなかった。
「お願い欲しいの・・」

美津代のヌラヌラになった花びらの感触が善雄の一物の先端に触れる。もうダメだ・・。自分の中のスイッチがパチリと音を立てた様にONになった。善雄は乱暴に美津代を抱き寄せると美津代の中に押し入った。

「ヌチャ・・」
甘く切ない快感が善雄の下半身を満たす。美津代の花びらはずっぽりと根元まで受け入れ猛り狂った様に動く義男のそれに応える。

「あっ・・あっ・・」
突かれる度に、美津代のせつないあえぎ声が漏れる。ムーディーなテナーサックスの重低音がそれを覆い隠す様に響く。

「・・・」
善雄は無言で美津代を激しく犯す。まるで20年の時を必死で埋める様に獰猛に執拗にピストン運動を繰りかえす。善雄は体勢を変え、美津代を壁際に押し付ける。そうするともう逃げ場はない。冷たい壁と善雄の一物に挟まれて美津代は尚も激しく燃える。

「もっと・・もっと突いて」
闇に包まれたダンスホールの一遇で、二人は立ったまま貪るように交り続ける。互いにこの時、この瞬間が永遠であればいい・・そう思いながら周りなど一切気にせずセックスを続ける。

美津代は善雄に片足を抱えられて大きく足を開く。一物が美津代の「女芯」を確実に突いてくる。今までに感じた事のない程大きな快楽が下腹部を支配する。

(ああっ いい・・いいわ・・もっと突いて・・めちゃくちゃして・・私のオ○ンコもっと突いて・・)下腹部からビリビリとした快楽の電流がせり上がってくる。やがてそれは足のつま先から頭の頂点へと駆け巡り、激しく全身を襲うエクスタシーの波へと変化する。

「あっあ・・いく・・いく!」
美津代が頂点に達したその刹那、善雄もエ クスタシーの坂道を一気に駆け上った。
「俺も・・いく・・いくよ」
精液が子宮まで届くよう美津代を強く抱きしめ深く中を突いた。ドクンという感覚と共に液体が大量に発射され総べてを中に流し込んだ。

やがて・・誰かが急にボリュームを上げた様にムーディーな音楽の音色が二人の耳に届きはじめた。ほぼ同時に頂点を迎えた二人はつかの間の沈黙の後、どちらともなく唇を重ね互いを抱きしめ合った。

あたりはまだ闇に包まれ、テナーサックスの重低音だけが響き渡っている。その心地よい振動と回転するミラーボールの光に身をまかせながら、二人はチークダンスを踊り続けた。深い安らぎが互いを包み、いつまでもいつまでもこの瞬間(とき)が終わらないようにと願いながら。

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